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執筆者の写真佐是 恒淳

『将軍家重の深謀-意次伝』第一章五節

更新日:2022年5月25日

 五節 「盤根を断つ」では、門閥譜代勢力の政治力を保つために年貢増徴策を主張してきた老中、若年寄らが郡上一揆の一件で、罷免、処罰されます。

 将軍家重と田沼意次が深謀を練って、①将軍が幕政主導権を把握し、②経済政策を大きく転換するという二つの目標を一気に達成しました。以後、意次は評定所を主導し、家重の意向を反映させて新たな経済政策に突き進む政治的基盤を得ました。

 家重が幕政改革に着手する過程で、田沼意次に実力を握らせる宝暦八年のこの出来事はとても重要でした。





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