田沼意次は行き詰った幕府財政を立て直し、十八世紀日本の経済インフラを近代化した気鋭の政治家だった。田沼の多岐にわたる経済政策を描きながら、なぜ、田沼は失脚し、後世、賄賂政治家の悪評を貼りつけられたのか、近年の研究成果をもとに政治の闇と謀略を読み解き、田沼の実体に迫った。
どうぞ、お気軽にお読みください。江戸時代、武家は支配者なのにどんどん貧乏になっていったのは何故か、商人は被支配者なのにどんどん豊かになっていったのは何故か、など江戸時代の経済原理に触れて、田沼の実績を考えました。
甲斐駒の向うに北岳
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