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参考資料 目次に戻る
佐是恒淳(さぜ つねあつ)の歴史小説『種痘の扉』は多くの参考資料を使って書き上げられました。あくまで、出来事、人物の履歴は史実で、それを解釈しながら登場人物の心の動きを創作しました。小説であるため、作品中の記述と参考資料の頁数との対応までは示しませんが、原稿には残してありますので、お問い合わせがあれば、お答えできる場合があります。
◇ 評伝
吉田昭治『連座 シーボルト事件と馬場為八郎』無明舎出版 一九八四
有馬成甫『高島秋帆』人物叢書 吉川弘文館 昭和四七
伊東榮『伊東玄朴伝』覆製印行 八潮書店 昭和五三
洞富雄『間宮林蔵』人物叢書 吉川弘文館 平成八
緒方富雄『緒方洪庵伝』岩波書店 昭和三八
佐藤昌介『高野長英』岩波新書 一九九七
桑田忠親『蘭方医桑田立斎の生涯』中公文庫 昭和六〇
吉村昭『日本医家伝』講談社 一九七一
大田才次郎『新世語』開新堂 明治二十五年 国立国会図書館デジタルコレクション
◇ 史書、研究書、通史、解説書
片桐一男『阿蘭陀通詞の研究』吉川弘文館、平成九
片桐一男『江戸の蘭方医学事始 阿蘭陀通詞・吉雄幸左衛門耕牛』丸善ライブラリー 平成一二
片桐一男『平成蘭学事始 江戸・長崎の日蘭交流史話』智書房 二〇〇四
桜田美津夫『物語オランダの歴史』中公新書、二〇一七
赤木昭夫『蘭学の時代』中公新書 昭和五五
松尾龍之介『長崎蘭学の巨人 志筑忠雄とその時代』弦書房 二〇〇七
渡辺京二『黒船前夜 ロシア・アイヌ・日本の三国志』洋泉社 二〇一〇
木崎良平『漂流民とロシア 北の黒船に揺れた幕末日本』中公新書 一九九一
宮崎正勝『北からの世界史 柔らかい黄金と北極海航路』原書房 二〇一三
德富蘇峰『幕府分解接近時代』近世日本国民史二五 明治書院 昭和一一
德富蘇峰『井伊直弼執政時代』近世日本国民史三九 明治書院 昭和一〇
森克己、沼田次郎編『対外関係史』体系日本史叢書五巻 山川出版 昭和五三
上白石実『幕末の海防戦略』歴史文化ライブラリー 吉川弘文館 二〇一一
秦新二『文政十一年のスパイ合戦』文春文庫 一九九六
森銑三、野間光龍、朝倉治彦編「御典医の話」『三田村鳶魚全集』一四巻 中央公論社 昭和五〇
田中弘之『「蛮社の獄」のすべて』吉川弘文館 平成二三
維新史料編纂事務局『維新史』二巻 明治書院 昭和一五
◇ 古地図
原田博二『図説 長崎歴史散歩』河出書房新社、一九九九
布袋厚『復元!江戸時代の長崎』長崎文献社 二〇〇九
『切絵図・現代図で歩く 江戸東京散歩』人文社 二〇〇二
堀晃明『江戸切絵図で歩く 広重の大江戸名所百景散歩』人文社 二〇〇一
児玉幸多監修『復元・江戸情報地図』朝日新聞 一九九四、
高橋景保著『新鐫總界全圖 日本邊界略圖』序文化六 国立国会図書館デジタルコレクション
高橋景保著『新訂万国全図』凡例文化七 刊文化一三 国立国会図書館デジタルコレクション
◇ 医学関係 原書・解説書
アン・ジャネッタ著 廣川和花・木曾明子訳『種痘伝来』岩波書店、二〇一三
小川鼎三『医学の歴史』中公新書 昭和六〇
添川正夫『日本痘苗史序説』近代出版 一九八七
深瀬泰旦『伊東玄朴とお玉ケ池種痘所』出門堂 二〇一二
富士川游著 松田道雄解説『日本疾病史』東洋文庫 平凡社 一九九七
伊東玄朴重訳『医療正始』象先堂天保六 東京大学医学図書館古典籍コレクション
鳥谷部政人『医療捷径』精英舎 明治一九 国立国会図書館デジタルコレクション
◇ 英文学関係
桝田隆宏「英米文学鳥類考:カッコウについて」高知大学学術研究報告 第四八巻(人文科学) 一九九九、 八七~一〇三
土居光知・福原麟太郎・山本健吉監修、成田成寿編集『英語歳時記(夏)』(研究社、一九七〇)三一
◇ 公刊史料
『長崎市史風俗編上下』 長崎市 大正一四 昭和五八復刻版 清文堂出版
永積洋子訳『ドゥーフ日本回想録』新異国叢書第Ⅲ輯 雄松堂出版、二〇〇三
ジーボルト著、斎藤信訳『江戸参府紀行』東洋文庫 平凡社 昭和四二
原田博二解説『石崎融思 唐館図蘭館図絵巻』長崎歴史文化博物館藏 長崎文献社、平成二四
大槻玄沢『西賓対晤』国立国会図書館デジタルコレクション
呉秀三『シーボルト先生 その生涯及び功業』全三巻 東洋文庫 平凡社 昭和四七
大槻如電『新撰洋学年表』柏林社書店 昭和三八
沼田次郎・松村明・佐藤昌介『洋学』上 日本思想体系六四 岩波書店、一九七二
広瀬秀雄・中山茂・小川鼎三『洋学』下 日本思想体系六五 岩波書店、一九七二
杉田玄白著 緒方富雄校注『蘭学事始』岩波文庫 一九九二
斎藤月岑著 金子光晴校訂『増補 武江年表』二巻 東洋文庫 平凡社 一九九二
間宮林蔵述 村上貞助編 洞・谷澤編注『東韃地方紀行』東洋文庫 一九八八
『會津松平家譜』復刻版 マツノ書店 平成二五
ゴロヴニン著 井上満訳『日本幽囚記』三巻 岩波文庫 昭和四八
桂川甫周著 亀井高孝校訂『北槎聞略』岩波文庫 一九九〇
中野礼四郎編『鍋島直正公伝』侯爵鍋島家編纂所 大正九 国立国会図書館デジタルコレクション
『続日本紀』朝日新聞社 http://www.j-texts.com/sheet/shoku.html
『通航一覧』二五四巻 二五五巻 東京大学史料編纂所データベース
内藤耻叟著『徳川十五代史』六巻 新人物往来社 昭和四四
森潤三郎著『多紀氏の事蹟』日本医史学会 昭和八
ポンペ著、沼田次郎、荒瀬共訳『日本滞在見聞録:日本における五年間』新異国叢書一〇 雄松堂書店 一九六八
◇ 論文
青木歳幸「種痘法普及にみる在来知」佐賀大学地域学歴史文化研究センター研究紀要(七) 1~21 2013-03
川口洋「牛痘種痘法導入期の武蔵国多摩郡における疱瘡による疾病災害」歴史地理学 四三(一)47~64 2001-01
石垣絵美「疱瘡習俗の諸相」国際日本文化研究センター紀要(二一)117~145 2000-03-30
石田純郎「ジェンナーをめぐる二、三の話題」日本医史学雑誌 四二巻二号 平成八
加藤四郎「Jennerを巡る随想二題」 ウイルス四六巻一号 七九~八二頁 一九九六
エドワード・ジェンナー「イングランドの西部諸州とくにグロスターシャーで見つかり牛痘の名で知られるウシの天然痘の原因および効果についての研究」(一七八九)水上茂樹訳 https://www.aozora.gr.jp/cards/001591/card53534.html
Henry E. Sigerist著 『偉大な医師たち:伝記による医学史』水上茂樹訳 https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1494.html#sakuhin_list_1
酒井由紀子「ジェンナーと種痘の歴史: 種痘発明から二〇〇年」医学図書館 三巻 一九九六
大村敏郎 シンポジウムⅠ 民族衛生と国際保健(一)医学史からみた予防医学 第五八回日本民族衛生学会〈平成五年〉
邵沛「日中両国における人痘接種法の比較研究」日本歴史学雑誌 五〇巻(二)187-222, 2004
入江宏「医学における種痘の功罪」帝京短期大学紀要 一九巻 一二五~一三二 二〇一六
幸田正孝・佐光昭二「野村立栄・羽栗三圭・冨永晋二―『免帽降乗録』と江戸の蘭学徒―」 豊田工業専門学校紀要 35号227~298、2002
福田知顕、津田篤太郎、早崎知幸、及川哲郎、花輪壽彦「ダサチニブによる胸水に対し柴陥湯が奏功したフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の一例」日東医誌 六二巻五号 664~668 2011
中村昭「シーボルトの臨床医学―蘭方口伝(シーボルト験方録)の検討」 日本医史学雑誌四一(一)75~110、1995
中村昭「蘭方口伝(シーポルト験方録)」日本医史学雑誌三六(三)二七一~二九四
野尻佳与子「カタカナで名付けられた最初の売薬「ウルユス」について」 日本医史学雑誌 六一(一)九〇、二〇一五
松陰宏、近藤陽一、松陰崇、松陰金子「原病學各論―亜爾蔑聯斯の講義録―第二編」三重県立看護大学紀要 一巻七一~八二 一九九七
藤本司「杉田成卿訳「医戒」を現代に紹介して」 昭和医会誌六四(五)四四一~四五〇、二〇〇四
片桐一男「阿蘭陀通詞馬場佐十郎の天文方勤務とその業績」法政史学 二一号 昭和四四
片桐一男「阿蘭陀通詞馬場佐十郎に受益の江戸の蘭学者達」法政史学 二二号 昭和四五
片桐一男「幕末における異国船応接と阿蘭陀通詞馬場佐十郎」海事史研究 十号、昭和四三年
勝俣銓吉郎「語学の逸才馬場佐十郎」新小説 七月号 大正一五
板澤武雄「洋学界の新進馬場兄弟」歴史教育六巻一一号 昭和三三年
沼田次郎「馬場貞由の和蘭文の書翰について」日本歴史・日本歴史学会編 二四一号 昭和四三
嘉数次人「江戸幕府の天文学・その一〇」天文教育 第二一巻六号 二〇〇九
谷治正孝「世界と日本における海域名「日本海」の生成・受容・定着過程」『地図』四〇巻 二〇〇二
渡辺和明・吉川秀樹・七山太「茨城県出身の測量士ならびに探検家であった間宮林蔵の地理学的偉業に関する私的考察」GSJ地質ニュース 四巻九号 二〇一五
岩井憲幸「日本におけるロシア語学習・研究の最初期について」明治大学教養論集 通巻三〇四号 一九九八
松木明知「津軽一粒金丹の研究(一)―浅越事件について―」日本医史学雑誌三一巻三号 昭和六〇
岩井憲幸「いわゆる『魯語文法規範』について」明治大学教養論集(二一七)一三~四五頁 一九八九
岩井憲幸「魯語」(一)明治大学教養論集(五二九)二五九~二七六頁 二〇一七
岩井憲幸「魯語」(二)明治大学教養論集(五三一)一七五~一九一頁 二〇一七
村山七郎「日本最初の牛痘法文献の原書」順天堂医学 一一巻二号昭和四〇年
松野良寅「文化魯冠事件とロシア語事始」英学史研究三一号 一九九八
江夏由樹、福島知己、床井啓太郎 科学研究費補助金「一橋大学社会科学古典資料センター所蔵の旅行記についての研究」中間報告。一橋大学社会科学古典資料センター年報 三四巻 二〇一四
守屋謙二「川原慶賀筆ブロムホフ家族図に就いて」美術研究 六五号 一九三七
陰里鉄郎「川原慶賀考一」、美術研究三〇六号 一九七七
矢田純子「オランダ商館長の江戸参府と鞆の浦(第一一回国際日本学シンポジウム : セッション(一) 日本近世港町の社会・文化構造)」比較日本学教育研究センター研究年報六号 2010
石山禎一、宮崎克則「シーボルトの生涯とその業績関係年表(一)」西南学院大学国際文化論集第二六巻第一号 一五五~二二八頁 二〇一一
海老原温子、宮崎克則「創られた「シーボルト事件」」西南学院大学国際文化論集 二六(一)六九~九六 二〇一一
森睦彦「天保改革と洋学書の出版―特に医学館との関係について」
法政史学 法政大学史学会編 一八(三) 七一~八〇 一九六六
深瀬泰旦「池田文書からみたお玉ヶ池種痘所開設の前夜」日本医史学雑誌四八巻三号 二〇〇二
古西義磨「大坂の蘭学における大坂の除痘館の役割」日本医史学雑誌第五三巻一号 二〇〇七
芦崎瑞樹「一九世紀オランダの植民地政策 植民地科学者としてのシーボルト」 Journal of History for the Public 14(2017) pp.51~69 2017
◇ 事典類
日蘭学会『洋学史事典』 雄松堂出版、昭和五九
宇野・大石・小林ら編『日本全史 ジャパン・クロニック』講談社 一九九一
北村一夫『江戸東京地名辞典』講談社学術文庫 二〇〇八
江間・西岡・浜田監修『近世風俗事典』人物往来社 昭和四二
稲垣史生編『三田村鳶魚 江戸生活事典』青蛙房 昭和三四
西山・郡司・南ら編『江戸学事典』弘文社 昭和五九
小川恭一『江戸幕藩大名家事典』原書房 一九九二
笹間良彦著『江戸幕府役職集成・増補版』雄山閣出版 昭和四七
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